こんにちは。園芸の教科書運営者のめぐみです。
お庭やプランターで大切に育てたラベンダーが綺麗に咲くと、せっかくならその香りを長く楽しみたいと思いますよね。でも、いざポプリを作ろうと思うと、お花を摘む収穫時期や最適なタイミング、正しい刈り取り方がわからなくて悩んでしまうこともあるかもしれません。
また、香りを長持ちさせるための保留剤の種類やオリスルートの使い方、必要な熟成期間なども気になるところです。さらに、手軽に始めるためにダイソーやセリアなどの100均で揃う匂い袋の材料を探していたり、時間が経って弱くなった香りを復活させるための霧吹きを使ったテクニックが知りたいという声もよく耳にします。
この記事では、ラベンダー ポプリ 作り方について、基本から応用までをわかりやすくお伝えしていきますね。

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この記事のポイント
- ラベンダーの香りを最大限に引き出す収穫のコツ
- 初心者でも失敗しにくい基本のポプリ作成手順
- 100均アイテムを活用したおしゃれなサシェへのアレンジ
- 香りが弱くなったときの簡単な復活テクニック
基本のラベンダーポプリの作り方は?

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ラベンダーのポプリは、自宅で手軽に作ることができ、心地よい香りを楽しむことができる人気のアイテムですね。ポプリ作りにおいて最も重要なのは、香りを長持ちさせるための適切な材料選びと工程かなと思います。
ラベンダーにはもともと水分が少ないという特徴があるため、特別な機械を使わずに風通しの良い日陰に干すだけで、簡単に高品質なドライフラワーを作ることができるんですよ。
ポプリと一口に言っても、実は大きく分けて「ドライポプリ」と「モイストポプリ」の2種類が存在します。どちらも素敵な香りが楽しめますが、これから初めて手作りに挑戦する初心者さんには、完全に水分を抜いて作るドライポプリが断然おすすめですね。
ドライポプリとモイストポプリの違い
作り始める前に、まずはそれぞれの違いを知っておくと、自分のライフスタイルに合ったポプリ選びができるかなと思います。特徴を簡単にまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。
| 種類 | 特徴とメリット | 熟成期間の目安 |
|---|---|---|
| ドライポプリ | 完全に乾燥させた花やハーブを使用します。見た目がとても華やかでカビが発生しにくく、初心者さんでも失敗しにくいのが最大のメリットです。後からサシェ(匂い袋)へアレンジするのにもぴったりですよ。 | 2週間〜1ヶ月 |
| モイストポプリ | 半乾きの状態の花とたっぷりの粗塩を層にして漬け込む、中世ヨーロッパからの伝統的な製法です。香りが年単位で長持ちし、最後はそのまま高品質な入浴剤としても楽しめるのが魅力です。 | 約6週間 |
表を見ていただくとわかる通り、ドライポプリは乾燥させるだけで手間も少なく、熟成期間も比較的短いので、初めてでも手軽に挑戦できますよ。
ここからは、ドライポプリを作るために必要な材料と、失敗しないための具体的な作業手順(一〜三)を時系列に沿って詳しく解説していきますね。

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花を綺麗に乾燥させるコツ
ポプリ作りの第一歩は、主役となる香りの準備からです。
質の高い香りを楽しむためには、ラベンダーの芳香成分(エッセンシャルオイル)が植物の内部で最も多くなる絶好のタイミングを見計らって収穫し、綺麗に乾燥させることが大切です。ここでは、失敗しないための具体的なコツを私なりに詳しくお伝えしますね。

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ベストな収穫タイミングは8分咲き
香りを最優先してポプリを作る場合、お花を摘むベストなタイミングは8分咲きから満開直後だと言われています。
これは、花が開くにつれて内部の分泌腺で生成される芳香成分の量がピークに達するからです。海外の農業専門機関のガイドラインでも、下部の花が開き始めたタイミングが色と香りの頂点であると推奨されています。(出典:オハイオ州立大学『All About Lavender』)
反対に、お花が完全に開ききって時間が経ってしまうと、せっかくの香りが空気中に飛んで揮発してしまいます。さらに、完全に咲ききったお花は乾燥させたあとに花びらがポロポロと散りやすくなってしまうため、お掃除が大変になるというデメリットもあるんです。
この絶好のタイミングを逃さないように、開花シーズンは毎日お花の様子を観察してあげたいですね。
ポイント
収穫する時間帯も実は重要です。朝露が乾いた後、太陽が高く昇って気温が上がりきる前の午前中に収穫するのが一番香りが強いと言われています。気温が高くなると、植物の水分と一緒に香りの成分も蒸発してしまうためです。
収穫したラベンダーは、もともと体内に含まれる水分量が少ないハーブなので、特殊な機械は必要ありません。数本ずつ小さな束にしてゴムや麻紐で縛り、直射日光の当たらない風通しの良い日陰に逆さにして吊るしておくだけで、比較的簡単に色鮮やかなドライフラワーが完成しますよ。
株を元気にする正しいハサミの入れ方
お花を収穫する作業は、同時にラベンダーの剪定(切り戻し)という大切なお手入れも兼ねています。ここで切る位置に少し気を配るだけで、株の寿命がぐんと延びるんです。
ついお花が咲いている花穂の部分だけを短く切ってしまいがちですが、茎を下へたどっていき、葉っぱの付け根にある新芽の少し上でハサミを入れるのが正しいポイントです。葉を持たない長い茎だけを残してしまうと、光合成ができずにそこから立ち枯れを起こしてしまい、植物のエネルギーを無駄に消費させてしまう結果になります。
注意ポイント
この切り戻しを適切に行うことで、株全体の草丈が低くこんもりとした山形(半球状)に整い、株内部の過密な枝葉が整理されて風通しが劇的に良くなります。
もともと乾燥した地中海沿岸などが原産のラベンダーは、日本の高温多湿な夏がとにかく苦手です。この「蒸れ」を防ぐことが、病気や害虫の発生を抑え、翌年も元気で香りの良いお花をたくさん咲かせるための絶対条件かなと思います。
お庭の環境に合わせた剪定の時期や、日々のお手入れの具体的なステップについては、ラベンダーを地植えで枯らさず長く育てるコツの記事でもさらに詳しく解説しています。大切な株を長生きさせたい方は、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
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初心者向けの簡単な作り方
お花がしっかりと乾燥したら、次はいよいよ香りを調合していく手順に入ります。

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完全に乾いたラベンダーから、花(蕾)の部分だけを優しく外していきます。なぜなら、茎や葉よりも花に香りの成分がたっぷりと詰まっているからです。
香りを長持ちさせる必須アイテム保留剤の準備
ドライポプリを作る上で、初心者さんが一番失敗しやすいのが「香りがすぐに消えてただの枯れ草になってしまった…」というケースです。それを防ぐために絶対に欠かせないのが、香りの蒸発を遅らせるコントローラー役となる保留剤(フィクサティヴ)の存在です。
実は、ラベンダーの香りの主成分であるリナロールや酢酸リナリルといった成分は、とても揮発性が高い(空気中に逃げやすい)という特徴を持っています。(出典:長崎県農林技術開発センター『ラベンダー花葉からの水蒸気蒸留特性』)
そのため、ドライフラワーに直接エッセンシャルオイル(精油)を振りかけただけでは、数日から数週間であっという間に香りが飛んでしまうんです。そこで、保留剤の代表格である「オリスルート(白アヤメの根を乾燥させて粉砕したもの)」の出番です。オリスルートがスポンジのように香りをギュッと吸着し、ゆっくりと少しずつ空気中に放出してくれます。
作り方の第一歩は、この香りの土台作りから始めます。チャック付きのビニール袋などにオリスルートを適量(大さじ1〜2杯程度)入れ、そこにラベンダーなどのエッセンシャルオイルを3〜5滴ほど垂らして、袋の外からよく揉み込みます。
この「お花と混ぜる前に、保留剤に香りを定着させる」というひと手間が、香りを長持ちさせる最大の秘訣なんですよ。
注意ポイント
お花と香りの土台を優しくブレンド
保留剤にしっかりと香りが馴染んだら、いよいよ主役のお花と合わせます。大きめのボウルやタッパーなどの容器に、先ほど外したしっかり乾燥させたラベンダーのお花(25gくらいが作りやすい目安です)を入れます。
そこに、先ほど香りを吸わせたオリスルートをパラパラと加え、全体を優しく混ぜ合わせます。このとき、お花がポロポロと崩れて粉々になってしまわないように、スプーンなどを使って下からふんわりと軽くすくい上げるように振り混ぜるのがコツですね。
もしお庭で育てた自家製のラベンダーを使う場合は、お花を収穫するまでの日々のお手入れも大切です。元気なラベンダーを育てるコツについては、ラベンダーを地植えで枯らさず長く育てるコツの記事でも詳しく解説していますので、これから栽培にも挑戦してみたいという方はぜひ読んでみてくださいね。
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ポプリの入れ物や瓶の選び方は?
材料を混ぜ合わせた後は、すぐに完成!というわけではありません。香りの成分を全体にしっかりなじませる「熟成」という時間的なプロセスが必要です。

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熟成を成功させる密閉ガラス瓶
熟成させるための入れ物には、しっかりとフタが閉まる密閉できるガラス瓶を用意しましょう。プラスチックの容器でも作れないことはないですが、精油の成分で容器が変質してしまうことがあるため、ガラス製が安心です。
瓶に入れたら直射日光の当たらない涼しい暗所に置き、1日に1回、あるいは数日に1回くらい、瓶を逆さにして優しく揺すってあげます。
こうして中の空気と香料をゆっくり混ぜ合わせながら、2週間から1ヶ月程度熟成させるのがおすすめです。この熟成期間を経ることで、各素材の香りが角の取れた円熟した芳香へと変化していくんです。待っている時間も、手作りならではの贅沢な楽しみですね。
熟成が終わって完成したポプリをお部屋に飾るときは、透明なガラスの保存容器やおしゃれなアンティーク調の瓶に入れて、千日紅やローズの花びらなどを一緒に層のように重ねると、視覚的なコントラストが生まれて見た目もすごく華やかになって素敵かなと思います。

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匂い袋へのアレンジ方法は?
ガラス瓶に入れてじっくり熟成させ、お部屋のインテリアとして楽しむのもポプリの醍醐味ですが、できあがったポプリは小さな袋に小分けにしてサシェ(匂い袋)として持ち歩くのもすごくおすすめですよ。
お気に入りのバッグやポーチの中にそっと忍ばせたり、お友達へのちょっとしたプレゼントにしたりと、活用の幅がぐんと広がります。ここでは、身近なアイテムを使って、初心者さんでもおしゃれに仕上げるパッケージングのコツを私からご紹介しますね。
100均アイテムで手軽にDIY
サシェを作る際、一番のポイントとなるのが「通気性が良くて中身の細かいハーブがこぼれない素材を選ぶ」ということです。わざわざ高い専門の材料や手芸用品を買わなくても、ダイソーやセリアなどの100均で揃うアイテムだけで、十分可愛く作れちゃうんです。
| おすすめ100均アイテム | 活用方法とメリット |
|---|---|
| 不織布のお茶パック | キッチン用品コーナーにあります。目が細かいのでポプリの粉がこぼれず、通気性も抜群です。これが匂い袋の内袋として大活躍します。 |
| オーガンジーの巾着袋 | ラッピングコーナーにある透け感のある袋です。お茶パックに入れたポプリをそのまま入れるだけで、一気にお店の商品のように見えます。 |
| 手ぬぐいや端切れ布 | お好みの柄の布でお茶パックを包み、リボンでキュッと結ぶだけで温かみのあるオリジナルサシェが完成します。 |
作り方はとっても簡単です。まずは不織布のお茶パックに、完成したラベンダーポプリを適量(大さじ2〜3杯程度)詰めて口をしっかり閉じます。それを可愛い手ぬぐいや端切れ布でキャラメルのようにふんわり包んだり、小さな巾着型に縫い合わせたりするだけで、立派な匂い袋になりますよ。
お茶パックを内袋として使うことで、外側の布から細かいポプリの粉が漏れ出るのを防げるので、バッグの中に入れても汚れる心配がないのが嬉しいポイントかなと思います。
香りのボリュームを調整する裏技
もし、「お庭で収穫したラベンダーだけだと、少し香りが弱いかな?」「もっと違う甘い香りを少し足してみたいな」と感じたときは、ちょっとした裏技があります。
メモ
ラベンダーの香りは、柑橘系のオレンジスイートや、華やかなローズ系の香りとも相性が良いので、自分だけのオリジナルブレンドを探りながら作ってみるのも楽しいですね。
プレゼントにもぴったりなラッピング術
さらに、外側の飾り付けにもう一工夫してみましょう。
トレーシングペーパーや英字プリントされた包装紙の切れ端を使ってオリジナルのタグを作り、ハトメパンチで穴を開けて麻紐やタッセルを通せば、まるで市販の高級雑貨のような洗練されたデザインに仕上がります。
ミシンがなくても、布用両面テープを使ったり可愛いリボンで結んだりするだけで作れるので、休日に工作感覚で楽しむのもおすすめです。ご自身のアイデアで、世界に一つだけの素敵な匂い袋を作って、日々の暮らしに癒しを取り入れてみてくださいね。
ラベンダーポプリの作り方:応用編

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基本のポプリ作りに慣れてきたら、日々の暮らしのさまざまなシーンで役立つ応用アレンジに挑戦してみましょう。できあがったポプリはそのまま飾るだけでなく、100円ショップで手に入るオーガンジーの巾着袋やお茶パックなどを活用することで、持ち歩きにも便利なサシェ(匂い袋)へと手軽に生まれ変わります。
お気に入りの布で小袋を作ってクローゼットに入れれば、大切な衣類に爽やかな香りを移すことができるほか、ラベンダーの芳香成分による自然な虫除け効果も期待できますよ。
また、花を収穫したあとに残った茎の部分にも香りが含まれているため、無駄なく活用するアイデアも豊富です。ただし、ラベンダーに含まれる成分は猫や犬などのペットにとって中毒症状を引き起こすほど有害となり得るため、ペットのいるご家庭では置き場所や取り扱いに十分な注意が必要です。ここからは、より実践的でおしゃれな活用方法をご紹介します。
可愛いサシェの作り方
ポプリの現代的なアレンジとして、最近とても人気があるのがアロマワックスサシェです。火を灯さないキャンドルとも呼ばれていて、見た目の可愛らしさからお部屋のインテリアやちょっとしたプレゼントにぴったりなんですよ。
アロマワックスサシェの簡単な手順
これも実は、ダイソーやセリアなどの100均で揃う材料だけで驚くほど簡単に作れちゃうんです。準備するものは以下の通りです。
- 無香料のティーライトキャンドル
- お弁当用のシリコンカップ(型として使用)
- 紙コップと割り箸
- お好みのフレグランスオイル(キャンドルに香りが付いていれば不要)
- 紐を通す穴を開けるためのストロー
- 装飾用のリボンや麻紐
手順としては、まず紙コップにキャンドルを入れて湯煎か電子レンジで慎重に溶かし、ピンセット等で金属の座金と芯を取り除きます。そこにフレグランスオイルで香りをつけて割り箸で静かに混ぜてから、シリコンカップに流し込みます。
ここからがデザインの要ですが、蝋(ろう)が熱いままでは花が沈んでしまうため、表面がうっすらと白く固まり始めた絶妙なタイミングを見計らって、ラベンダーのドライフラワーなどの植物素材を配置し、軽く押し込んで固定します。完全に固まる前に、上部の端にストローを垂直に刺して紐を通すための穴を作っておくのを忘れないでくださいね。
常温で数時間放置して完全に冷え固まったら型から外し、ストローを抜いてリボンを通せば、お店で売っているような可愛いサシェの完成です。
余った茎の効果的な使い方

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ポプリを作るときに花穂だけを刈り取った後や、剪定で切り落としたラベンダーの茎ですが、実は捨ててしまうのはもったいないんです。茎や葉の部分にもしっかりと香りの成分(エッセンシャルオイル)が残っているんですよ。
実用的なシューズキーパーとして
不要になった靴下や少し厚手の手触りの良い布の中に、細かく切った茎や余ったポプリをたっぷり詰めてぽってりとした形に縫い合わせれば、立派なシューズキーパーに変身します。
ラベンダーの持つ抗菌・消臭効果が靴の中の不快なニオイを中和してくれて、衛生的な環境を保つと同時に、物理的な厚みが靴の型崩れも防いでくれるという、まさに一石二鳥のアイデアです。
メモ
嫌な虫を寄せ付けない対策

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ラベンダーの心地よい香りは、私たち人間にとってはリラックスさせてくれる素晴らしいものですが、実は虫たちにとってはあまり近づきたくない「嫌なニオイ」でもあります。この性質を利用して、ポプリを毎日の暮らしの中でとっても役立つアイテムに変身させることができるんですよ。
自然派の防虫剤としての活用法
ラベンダーの香り成分に含まれる「リナロール」などには、微弱ながら衣類につく害虫などを遠ざける忌避(きひ)効果があると言われています。このため、オーガンジーなどの通気性の良い袋に詰めたサシェを、クローゼットのポールに吊るしたり、衣装ケースの引き出しの隅に入れておくのがすごくおすすめの使い方です。
市販の化学薬品を使った防虫剤のツンとしたニオイが苦手な方でも、これなら安心ですよね。大切な衣類を虫食いから守りつつ、引き出しを開けるたびにラベンダーの清潔感あるふんわりとした香りが広がって、毎日のお着替えの時間がちょっと楽しみになりますよ。
ペットを飼っているご家庭での重大な注意点
ただし、ここで一つ、お伝えしなければならないとても大切な注意事項があります。自然由来のハーブだからといって、どんな生き物にとっても安全というわけではないんです。
注意ポイント
特に猫は、植物の精油成分のような脂溶性の化学物質を体内でうまく代謝・解毒する酵素(グルクロン酸抱合など)を持っていません。そのため、ポプリの匂いを嗅いだり、被毛に付着した成分を毛づくろいで舐め取ってしまったりしただけでも、体内に毒素が蓄積してしまいます。
その結果、嘔吐やめまい、食欲不振を引き起こし、重症化すると命に関わる肝機能障害などに至る危険性が専門機関からも指摘されているんです。
ペットと一緒に暮らしているご家庭では、ラベンダーのポプリやアロマオイルを使用するお部屋を完全に分ける、愛犬・愛猫の行動範囲内には絶対に置かないなど、近づけないための厳重な対策が必要です。
身近な植物に潜む危険については、ニチニチソウの毒性と子供・ペットへの注意点の記事でも詳しく解説していますので、あわせて確認してみてくださいね。
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ラベンダーポプリの作り方についての総括
ここまで、基本から応用まで、さまざまなラベンダーポプリの作り方をご紹介してきましたがいかがでしたか?
どれだけ丁寧に保留剤を使い、長期間熟成させた高品質なポプリであっても、空気に触れていると数ヶ月から半年くらいで香りの成分は徐々に揮発し、薄れていってしまいます。でも、香りが弱くなったからといって、中身をすぐに廃棄してしまう必要はありません。完全に水分が抜けた古いドライフラワーは、新たな香りを吸収し保持するための「優れたスポンジ」としてまだ機能してくれるからです。

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香りを復活させる具体的なメンテナンスとしては、ポプリをもう一度密閉できるビニール袋に戻してラベンダーのエッセンシャルオイル(精油)を数滴垂らしてなじませるのが一番簡単です。

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また、精油を無水エタノールと精製水で薄めて自家製のラベンダーウォーターを作り、霧吹きでポプリの表面にシュッとスプレーするだけでも、手軽に香りを復活させることができますよ。
ベースとなるお花が崩れて粉状になってしまうまで、何度でも香りを補充して長く愛用してみてくださいね。

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植物を育てて、収穫して、手作りで加工し、生活空間に取り入れる。そんな一連のプロセスを楽しめるのがポプリ作りの一番の魅力かなと思います。
情報の多さに迷った時は、当サイトのガーデニングのお役立ちリンク集なども参考にしながら、ぜひ、あなたのお部屋にも心地よいラベンダーの香りを取り入れて、心身ともにリラックスできる素敵な空間を作ってみてくださいね。

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